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茨城大学演劇研究会 稽古場日誌

茨城大学内にある演劇サークル、演劇研究会・通称「演研」の稽古場日誌です 日々の稽古の様子や、公演の風景などをお届けします

8 / 28 (金) 本番

何の更新もないまま、長期間コチラを放置してしまい申し訳ありません。
あの日から慌ただしく、早1ヶ月が経過してしまいましたが、
2015年夏公演『ウェルカム・ホーム!』
無事、終演致しました。

ふりかえってみれば、当日は客席側から実際に完成された舞台を観て
「あぁ、できた。そして、またひとつ公演が終わる。」という感覚を覚えたのを記憶しています。

すべては舞台上で起こり、舞台上で完結したことなので、締めくくりの言葉として述べたいことはあまりありませんが、せっかくなので少し今までのことを振り返ってみようと思います。

夏公演の脚本会議があったのは、まだ年度が変わる前でした。
そのときは、「『いい脚本』だと思えたから」という理由だけで脚本候補に提出したにも関わらず、
現時点で少人数体制の1大学の1サークルでしかない演研が[男:6名 女:3名 計:9名]の、しかも日本人以外の登場人物も絡んだ作品を上演することはできるのか?という疑問や不安を抱えていたことを覚えています。
しかし、せっかく見つけた面白いと思える脚本ゆえに、やってみたいという思いで私自ら夏公演への推薦および演出への立候補をしてから約1ヶ月後…

年度が変わると、12名もの新1年生が演研へ入会希望を出してくれたことには驚きました。高校演劇部出身の子から、演劇未経験者も含めて、強い個性を持つ面々……ただやはり、全員に共通していたのは、「演劇に関わりたい」という情熱でした。
このことについては、自分を含め2年生以上にも共通してあったことではないかと思われます。(まぁ、演劇サークルである以上、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。)

…といった経緯により、「人数不足」についての不安は一気に杞憂と化した本公演において、
未経験者を含む1年生にも演技指導からスタッフワークまで1から順にレクチャーをしてゆくことを心掛けつつ臨んだ今回の夏公演。

一番の思い出はといえば……今回は、体調不良者が相次いだ、満身創痍の公演となりました。6月~7月にかけて、冷え込んだり暑くなったり雷雨に見舞われたりという急激な気候の変動によって、多くの方がダウンしていったのを覚えています。
役者およびスタッフのみなさま本当にお疲れ様でした。
(かくいう私も、以前日誌に書いた通り、一度風邪をひいて治りかけてはまたひいてを3回ほど繰り返し、挙句の果てに結膜炎までも併発してしまったおかげで、日に日に服用する薬の量が増えていきました。)

そして、本公演を通じて経験させて頂いたことについて、少しだけ記しておきたいと思います。
回数を重ねるにつれ、稽古場では、『表現の仕方』や『客席側から見て役者は舞台でどう映えるのか?』、『こちらが観客席へ投げかけたいことをうまく伝えるにはどうすればよいのか?』といった
芝居に関わる上では避けては通れない疑問が絶え間なく浮かび、処理をしてはまた新しい問題が生まれを繰り返し続けました。

問題の解決のために頭と身体を使うことは、今思えば決して容易いことおよび楽しいことばかりでもありませんでしたが、
これこそが演劇(中でも演出)に関わる上では、なくてはならない過程だという覚悟は決めていたため
1回1回の稽古を無駄にせぬよう、どうにか携わり続けたことを覚えています。
演出をさせて頂きました私にとって、本公演は、言わずもがな自分の人生の中でもかなり貴重な経験となりました。本当にありがとうございました。

※念のために補足として私的な意見を述べさせて頂きますと、
「文章」や「絵」や「映像」などを総合的に『表現の方法』(別の言い方をすれば、『芸術』や『文芸』)
というカテゴリーに分類するならば
私は、「演劇」は『表現の方法』の一種でありつつも、「文章」などとはかなり違った、特殊な媒体だと捉えています。

さてこれ以外にも、作品(脚本)について思うことなど、まだまだ多々ありますが
書き始めると文章量が今の倍以上にはなってしまうことが容易に想像できるため、このあたりで割愛させて頂きます。

最後になりましたが、今一度、劇場へ足を運んで頂いた方および、関係者の方々へ深く感謝の意を申し上げます。
2015年も、気付けば残り約3ヶ月となりましたが、
今後も茨大演研は、茨苑祭、冬公演と勢いを止めることなく活動してゆきますので、
どうか今後もよろしくお願い致します。

2015年夏公演 演出 竹本 耀
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category: 2015年夏公演

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